キッチンの作業スペースは、キッチンを使う人にとっては広い方が嬉しいものですし、見栄えとしても綺麗に片付けてすっきりさせたいもの。一人暮らし向け賃貸住宅のキッチンは特に、自炊をする人には正直狭いですよね。水切りかごを置くと、まな板とボウルがぎりぎり置けるくらいの広さの方も多いのではないでしょうか。空いたスペースがなく、炊飯器や電気ケトルの置き場に困るなんてことも。そんなプチストレスの解消方法を記事にしました。
広いキッチンがないのなら、使えるスペースを広げてみましょう。限られた作業スペースの使い方をご紹介します。
○ キッチンのスペースを広く取りたい人
○ 水切りかごの撤去と代用品を考えている人
水切りかごを撤去する
まず初めに、水切りかご自体を撤去してしまうという方法です。
水切りかごはほとんどの人が引越すと同時に購入しているのではないかと思いますが、当然ながら購入時した時点でサイズが決まっている上、洗い上がりのびしょ濡れの食器を置くのでシンク横以外に置いておける場所もなく、場所を取りますよね。そこで、思い切って水切りかごの使用をやめるという方法が、注目を集めています。
たためる水切りかご
使うときだけ広げてシンクの上にかけて使うタイプの水切りかご。使わない時はくるくる丸めて置いておけるため、洗い物を置かない時はスペースを広く使うことができます。下がシンクなので洗い物から水が滴り落ちても気にする必要なし。洗い物が乾いたら、拭いてしまっておけば良いので見た目もすっきり。マイナスな点は、シンクの上にかけて使うものなので、シンクをふさいでしまうことと、キッチンの台に段差ができてしまうこと。洗い物は溜めておいて料理の最後にまとめてする人向きです。
ニトリや通販サイトで購入できます。どれも似たようなものですがシンクに合わないと使えないため、シンクに合わせてサイズを選んでください。
マイクロファイバーふきん
吸水性抜群で定評のあるマイクロファイバーのふきんは、以前から水切りかごの代用、もしくは併用で使われてきたもの。洗ったものを直接置いておけるのが楽ちんですよね。水切りかごのように決まったスペースをとらず、場所に合わせて形を変えられるのもポイント。デッドスペースを作らずにキッチン台が使えます。また、シンクに洗い物を溜めずに、料理の途中で洗ったまな板や包丁を置きたい時など、置きたいもののサイズに合わせて使えるので優秀。たくさん乾かしたい時には広げて、少し置きたい程度なら畳んで使うことで、目的に合わせてスペースを有効活用できます。デメリットほどではないですが、タオルに水分を吸収させるため、たくさん洗い物をする際は少し水気を切ってからタオルに乗せることをおすすめします。
ティータオル
マイクロファイバーのふきん同様、置きたいスペースに合わせて自由に広げられる、デンマークの王室御用達のブランド『ジョージ・ジェンセン・ダマスク』のティータオルは、吸水性はもちろん、見た目も綺麗とインスタグラムを中心に話題になっています。『水切りかごの代用品』がコンセプトの商品のため、メリット・デメリットはマイクロファイバーのふきんとほぼ同じですが、90cm×50cmか80cm×50cmの2種類のサイズから選べるので、大きめのタオルを使いたいという人におすすめです。生地も丈夫なのでへたれることもなく長く使えます。洗った食器が空気に触れる面積は、食器の下側にも空気が通る水切りかごの方が大きいですが、タオルがしっかり水分を吸収してくれるため、周りがびしょ濡れになるようなことはありません。使い終わったら吊るして干しておくだけでOKな優れものです。
こちらは通販サイトで購入可能です。
珪藻土マット
珪藻土コースターやバスマットで話題になった珪藻土マットはキッチン用にも販売されています。珪藻土は石のように見えて水をかけると水分をさっと吸収する不思議な素材です。珪藻土マットの上に直接食器を置いても使えますが、珪藻土マットを水切りかごの下に受け皿代わりに置く人も多い印象です。珪藻土マットは重さがあり、使い続けたものは落とすと割れやすいことがデメリット。これは私の経験談で、一度割ったことがあるので使う方は気をつけてください。使わない間は立てて収納しておくことができます。
電化製品の置き場所を変える
使うときだけ出すパターン
炊飯器や電気ケトルなどの電化製品も、キッチンの作業スペースに置くものの一つ。こちらも場所を取るものですよね。決まった時間に使うだけで、一日中は使わない電化製品を使うときだけ出すなら、普段は吊り戸棚やシンク下に収納しておくと空間が丸ごと片付きます。ただ、出した時には置く場所が必要なため、コンセントの近くは使える状態にしておきましょう。コンセントが近くにないと電化製品として使えないため、注意してくださいね。
置き場所を変えるパターン
キッチンラックを購入して電子レンジなどと一緒に置くパターンや、キャスター付きワゴンを購入して置き場にするパターンがこちらです。少しお金はかかりますが、ラックやワゴンを置くスペースが部屋にあるのであれば、普段からキッチン台の上には家電を置かない暮らしになるため、キッチンの作業スペースを確保することができる有力な方法です。
ちなみに、水切りかごをキャスター付きワゴンに乗せるという方法もありますが、ワゴンがシンクから離れると床に水滴が落ちてしまうため、私はあまりおすすめしません。
調味料の置き場所を工夫する
調味料ラックを使う
キッチン台の上に大体ある物。それは・・・調味料!ついつい色々な種類を買ってしまって台の上にずらっと並んでいる方もいると思います。そんなときに便利なのが調味料ラック。二段に分かれているタイプや、磁石で壁に張り付くタイプなど様々なので、用途に合わせて見てみてください。スペースが広がるのはもちろんですが、料理の際も使いやすくなるのではないでしょうか。
最低限だけ出して収納
よく使う調味料だけキッチン台の上に出して、残りは収納しておくというのも手ですよね。キッチン台の上に出して置いたものは、容器に水や脂が跳ねて汚れてしまうこともあります。最低限のものだけをキッチン台の上に出しておくようにすれば、掃除も簡単でスペースも片付き一石二鳥。これも一つの方法ですね。
最後に
いかがでしたか?キッチン台のスペースを広げる方法をいくつかご紹介させていただきました。キッチンが狭いのが悩みという方の力になれたら嬉しいです。
私も狭い作業スペースが使いづらく、思い切って水切りかごを撤去してみたらどうだろうと思い、試してみたら空間がとてもすっきりしました。気になる方法があったらぜひ試してみてくださいね。