【失敗から学ぶ】ユーカリグニーの育て方と正しい水やりの量【プロ直伝】

  • 2020-06-06
  • 2024-06-19
  • LIFE
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春先にユーカリを育て始めた私ですが・・・わずか2ヶ月足らずで枯らしてしまいました。
その原因は水やりの仕方。(プロに聞いて判明)
近年ユーカリを育てている方も多いので、同じような被害を出さないように。可哀想なユーカリを増やさないために記事にしました。
ユーカリをこれから育てようという方にぜひ読んで欲しい記事です。
この記事は、私の体験談と、園芸を職業にされている方に直接伺った内容を書いています。

 
この記事はこんな人におすすめ

○ ユーカリを正しい育て方や水やりの方法を知りたい人
○ ユーカリをこれから育てようと考えている人

 

ユーカリってどんな植物?

ユーカリは、とても繊細な植物です。(経験談)
特に、この記事で紹介するユーカリグニー は白のような銀のようなホワイトブルーの葉が綺麗で、ドライフラワーとしても楽しまれているユーカリですが、植え替えや、水やりの頻度・量、日光への当て方を間違えると本当に簡単に枯れてしまいます。そして一度枯れかけるともう元に戻ることはありません

でも、元々は地植えで25mもの大きさに育つ木なので、育て方さえ間違えなければ、立派に育ちます。ユーカリを育てるとイングリッシュガーデンのような雰囲気が一気に出るため、庭先や玄関先で育てている家もよく見かけるようになりました。
小ぶりままを楽しむなら、剪定しながら生育を抑えて育てることがコツ。大きく育てるのであれば地植えにした方が水枯れの心配がなくおすすめです。

ユーカリの効果

ユーカリの精油(アロマ)には、風邪や花粉症、呼吸器系の疾患(気管支炎や喘息など)を予防する効果があります。また、心を落ち着けリラックスさせてくれる効果もあるため、ストレス対策にもなります。

在宅ワークや自粛が続き家にいる時間が増え、パソコンやスマホ、テレビに向き合う時間が長くなる中、家の窓からグリーンが見えるのはとても癒されます。また植物を観察したり世話することで、スマホから離れる時間もできるため、デジタルデトックスにも最適です。特に一人暮らしをしていると、無機質な環境になりやすいため、生きている植物の成長が身近に感じられるだけで気持ちよく生活できます。

ユーカリの育て方

植え替え

植え替えに最適の時期は4〜8月です。ポットで購入したユーカリは、最初に植え替えが必要。浅めに根が広がり、根詰まりを起こしやすいため1〜2周り大きめの鉢に植え替えると1〜2年はそのままでも問題ありません。
根に対して小さい鉢は避けるようにしてください。根詰まりを起こすと水分を吸収できなくなり、枯れてしまいます。

水やり

水は、たっぷりあげてください。特に春〜夏の暑くなる時期は、ユーカリは想像以上にたくさん水を吸います。
よくサイトに、「ユーカリは多湿を嫌うので水は少なめに」といった内容があるのですが、これを信じ、土の表面が乾燥したら水やりをするくらいのペースで水やりしていたら見事に失敗しました。水捌けの悪い土に、水をたっぷりあげるのは根腐れしてしまうので良くないですが、乾燥しすぎるのもNGです。

ユーカリは水が足らないと、枝の先の一番弱くて柔らかい葉がだんだん下向きに、ふにゃふにゃになっていきます。これが水不足の合図で、その後、枝の下の方の葉までぱりぱりに乾燥し、茶色くなって枯れてしまいます。枝を切っても道管まで枯れた状態で、こうなるともう再生することはありません枝先が下をむいてきたら注意して様子を見てあげてください。

たっぷりの水分と、適度な乾燥(いい意味で)のバランスが大切な植物です。剪定で葉が混み合い夏に湿気が篭るのを防いでくださいとよくサイトに書かれているのは、土の表面の適度な乾燥を保つためという意味で、鉢の中の土全体が乾燥した状態をつくるという意味ではありません。

逆に冬場は水浸しにしてしまうとなかなか土が乾かないため、水のやりすぎには注意が必要です。

日当たり

夏の直射日光は、高温と強い日差しが苦手なユーカリにとっては厳しい敵です。5月のGWくらいの日差しでも厳しいらしく、日中の日差しの強い時間帯に直射日光に当ててしまうと、すぐにしゅん・・・としおれた感じになってしまいました。植え替え直後は特に直射日光には注意が必要です。

夏前の強い日差しに一瞬にしてやられた我が家のユーカリでしたが、日に全く当てないとだんだん色白く弱ってきます。これが難しいところで、マンションのベランダなど弱い日差しでも育つには育ちますが、1日中日陰になってしまう場所や全く日の当たらない室内は避けた方が良いです。

肥料

私は肥料は入れない代わりに、野菜や果物を育てるための栄養が入った土を使って育てていましたが、水枯れするまでは元気に育ってくれていたので、問題ありませんでした。肥料は使用している土に合わせて使ってみてください。

最後に

ユーカリは少し手がかかりますが、人気が出るのもわかるなぁと思うくらい綺麗な葉で育ってくれます。グリーン系のブーケによく入っているのも見かけます。
このブログを読んだ方が、私のように可哀想な状態にせず、ユーカリの生育に成功することをお祈りしています。