インテリアコーディネーターになるなら持っておくと安心のこの資格。
独学でできる?
どうやって勉強したらいいの?
そもそもこの資格意味あるの?
と思われている方も多いのではないでしょうか?
TOEICや英検ほど大きな資格試験ではないため、対策を紹介している人が少ないところが難点です。
独学で突破する方法が分からないことで自分自身も受けた時に苦戦した経験から
同じような悩みを抱えている人向けに記事を書きました。
勤めながら、独学3ヶ月で一次試験に合格できた勉強法と使用した教材を公開します。
○ インテリアコーディネータの資格について知りたい人
○ 最短で合格する方法を知りたい人
○ 独学での受験を検討している人
ICの資格とは
インテリアコーディネーター(IC=Interior coordinator)の資格試験は、公益財団法人インテリア産業協会によって認定される民間資格です。
建築士や、宅地建築士のような国家資格ではないですがインテリア系に携わる方にとっては一番代表的な資格になります。
公式HPはこちら▶︎ https://www.interior.or.jp/examination/ic/
インテリアコーディネーターの仕事は、建物の内装空間のデザインに関わるものとなるため、フリーランス、ショールーム勤務、建築系のメーカー勤務など活躍の場は様々ですが、信用度は共通して大切な要素です。
資格がないと名乗れない職業ではないですが、デザイナーという実力や経験、個人のセンスが問われる社会で、資格を持っていると言えるのは自分にとっても一つの自信になります。
受験者の8割近くが女性ですが、男性の方も年齢層幅広く受けられています。私はインテリアブームに乗って趣味で受けました。笑
試験の内容と合格率
試験の内容
試験は二部構成です。
一次の筆記試験に受かると、二次の実技試験の受験資格を得られます。
二次の実技試験の内容は論文の記述と、インテリアパースの作図です。
論文は、一次試験の内容が元になって出題されていて、一次の内容が頭に入っていれば怖くない内容。
作図は、インテリアの配置や、家具の書き方、図面の色塗りになりますが、対策本や過去問が販売されているので、初心者でも対策すれば大丈夫です。
一次試験に受かっている場合、二次試験に落ちてもその後3年間は一次免除で二次のみ受験できる免除制度があるので、きちんと対策をすればほぼ必ず取れる資格です。
そのためにも、一次試験には一発で合格してしまいたいものですよね。
合格率
インテリアコーディネーターの資格試験の合格率は2019年度の統計によると
一次試験:34.7%
二次試験:57.6%
となっており、一次試験は毎年平均約3割が合格、二次試験は約6割が合格しているようです。(※二次試験の受験者のうち3〜4割は一次免除者)
詳しくはこちらから▶︎https://www.interior.or.jp/examination/ic/result/
独学で合格した勉強法・教材
独学で合格できるのか
一次試験は、独学で受かります!
インテリアコーディネーターは二次が実技試験のため、添削をしてもらうために二次はスクールや通信講座を利用する人も多いですが、受験料+教材費+講座受講料+資格登録料は合計すると数万円になるので・・・なるべく低コストで収めるためにも一次は独学で受けることをおすすめします。
私は、週5出社の企業に勤めながら、退社後に2〜3時間と休日で約3ヶ月で合格しました。(この方法は後ほど紹介します。)
使用した教材
使用した教材はこちらの3冊。
問題集として使用
○インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究 上巻 (徹底研究シリーズ)
○インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究 下巻 (徹底研究シリーズ)
HIPS合格対策プロジェクトが編集・ハウジングエージェンシーが出版している過去問題徹底研究は、左ページが過去4年間に出題された全問題を分野別にまとめた問題形式、右ページが一問ごとの解答とその分野の解説になっていて、本の最後に過去問1回分が試験形式で載っています。
ハウジングエージェンシーというインテリアコーディネーターの通信講座を開講している会社が出版している、Amazonでもランキング上位の教本です。
上巻と下巻を合わせて全分野、合計5年分の過去問が解けるようになっています。
参考書として使用
○インテリアコーディネーター合格テキスト
こちらは、参考書として利用しました。
インテリア産業協会が出版している、公式ハンドブックが私には見づらかったのと、上下巻に分かれていて読みきれなさそうだったので、公式の教本は購入しませんでした。
内容も公式ハンドブックの内容を完全網羅しているので問題ないです。
・一冊で全分野まとまっていること
・大事なワードが赤で書かれていてわかりやすいこと(赤シート対応)
・図やイラスト、写真が多く分かりやすいこと
・分野別に重要度が書かれていること
などからこちらを選びました。
インテリアコーディネーターの講師の方が書かれている本なので、内容も分かりやすく見やすくできています。
一番後ろに一問一答形式の問題があるので、試験前の確認にちょうど良いです。
勉強法
私は7月末から勉強を始めたので、その時点で10月の試験まで3ヶ月を切っていました。無理かなと思いつつの挑戦でした。
このブログを読んだ時点で試験まで3ヶ月以上ある方は、十分間に合います。
3ヶ月を切っている方は、頑張り次第・・・
ちなみに私は、週5勤務で帰宅は20時頃なので、仕事後と休日を利用して勉強していました。
7月〜8月中旬
とにかく、参考書の『合格テキスト』を3周読む。
覚えられたら覚えた方がいいと思いますが、赤文字を一から全部覚えようとしなくても大丈夫です。(私は時間がなかったので一度も参考書の暗記はしませんでした)
目的は、試験にどんな内容が出るのか知っておくことと、頭の中の記憶を増やすことです。
1回目はほとんど「何がなんだか分からない」状態ですが
こんな内容が試験になるんだなということが分かれば大丈夫です。
2回目になると「見たことあるな」というものがちらほら出てきます。
見覚えがあれば大丈夫です。
3回目には「これ覚えてる!」と自信を持って言えるものがあるはずです。
それが自分の得意な分野だと思います。
8月中旬〜9月末
この時期はひたすら問題集の『過去問題徹底研究』を解きます。
2周〜3周は頑張って全問解いて、そのあとは間違えた問題だけ繰り返しました。
解き直す時には時間がなければ解かなくてもいいので、自信がないけれどなぜか正解する、みたいな問題もマークしておくことをお勧めします。
とにかく試験範囲が広く、覚えることが多いので、苦手なところを捨てる方法はお勧めしませんが、自信のある分野を得点源にするという方法は強いです。
10月〜試験まで
間違えた問題と、自信がない問題をさらに繰り返し解いて、『合格テキスト』の巻末の一問一答を解いて試験日を迎えました。
時間がある方は、問題集を一から全部もう一度解くと自信につながります。前日は徹夜せずにしっかり寝ることも忘れずに。
最後に
私は本当にぎりぎりのスタートで始めて、仕事もあったのでスケジュール的にはだいぶハードでしたが、この方法でなんとか突破することができました。
最後の方は、仕事帰りにスタバの営業時間が終了するまでいたこともありました。
なので独学でも3ヶ月頑張れば合格できますが、時間に余裕があるに越したことはないはずです。余裕を持って計画を組みましょう。笑
インテリアブームでvlogやインテリアコーディネートが流行っている今、仕事だけでなく趣味で受ける方も増えるのかなと感じています。
(私が受けた時も20代の女の子は多かったです)
あくまでも一例ですが、この方法がインテリアコーディネーター資格試験を受ける方の参考になりますように。